2024年10月16日(水曜日)から、展示館2階の常設展示を一部展示替えし、芦峅寺系の立山曼荼羅である「来迎寺本(複製)」と岩峅寺系の立山曼荼羅である「立山博物館C本」を並べて展示しています。是非来館いただきご観覧ください。
「来迎寺本(複製)」について
原資料 :光明山来迎寺蔵
紙本着色・四幅一対、本紙164.5×240.0cm
富山市梅沢町に所在し、慈興上人を開基とする光明山来迎寺(浄土宗、見附来迎寺とも呼ばれる)に伝来する立山曼荼羅です。
芦峅寺系の立山曼荼羅に描かれる「布橋灌頂会」の描き方に特徴があります。
「立山博物館C本」について
当館蔵、国指定重要有形民俗文化財「立山信仰用具」のうち
紙本着色・一幅、本紙119.2×58.5cm
京都市内の古書店で発見し、購入した立山曼荼羅です。木版立山登山案内図「越中国立山禅定名所附図別当岩峅寺(えっちゅうこく/たてやまぜんじょう/めいしょふず/べっとういわくらじ)」の構図をもとに作成されたと考えられます。