収蔵資料
Collection
重要文化財
立山博物館には、別山山頂に安置されていたとみられる「銅造帝釈天立像」をはじめ、剱岳や大日岳の山頂でそれぞれ発見された「銅錫杖頭附鉄剣」「銅錫杖頭《双龍飾》」が、国の重要文化財として収蔵されています。
立山信仰用具
これらの資料は、宿坊生活、宿坊接待、登拝装束、唱導布教、祈祷関係など、立山信仰に関する用具を集大成したものです。わが国の山岳信仰の様相をよく示しており、その実態の把握や理解においてきわめて重要です。
立山曼荼羅
立山曼荼羅は、立山信仰をひろめ参詣を勧めるために、立山の実際の景観と重ね合わせて描かれたもので、現在53点が見つかっています。「立山信仰」の世界観が凝集して描かれた掛軸式絵画ですが、画面からうける印象や図柄の種類、構図の傾向等に違いがみられます。
近代登山資料
明治中期以降、日本にもスポーツや山旅を目的とする「登山」が広まりました。当館では、日本アルピニズムの黎明期から戦後の昭和30年代にかけての文献・史資料・映像資料などの貴重な山岳資料を数多く収集保存しています。